天皇賞秋の名勝負を振り返ってみよう

秋の盾を掴む!天皇賞秋の名勝負

古馬の一線級が激突する天皇賞秋では、これまでに幾多の名勝負が繰り広げられてきました。
1983年までは長距離の3200mで施行されていましたが、歴史的一流古馬の激突により大いに盛り上がったのが1977年の天皇賞秋です。
この年の出走馬は、前年に皐月賞と有馬記念を制し、古馬になってからも宝塚記念で圧倒的なスピードを見せつけた天馬トウショウボーイと、前年秋に急成長を遂げ菊花賞を勝ったグリーングラスが参戦していました。
トウショウボーイは宝塚記念と高松宮杯を勝った後に休養、秋初戦のマイル戦をレコード勝ちし、万全の状態と見られていました。
一方のグリーングラスは、春の天皇賞は歯替わりに起因する体調不良もありテンポイントの4着に敗れましたが、7月の日本経済賞をやはりレコード勝ちしての参戦でした。
春の天皇賞で2着に入ったクラウンピラードやロングホーク、ホクトボーイといった伏兵も多かったものの、3強の一角を形成していたテンポイントは春に勝ち抜けたことにより未出走だったため、1番人気トウショウボーイの単勝は最終的に1.8倍まで跳ね上がっています。
レースはトウショウボーイとグリーングラスが好位を追走、抑えきれずに早めに先頭に立ったトウショウボーイをグリーングラスがすかさず追走したことで厳しい流れとなり、直線では人気2頭が揃って沈み、ホクトボーイとクラウンピラードで決まる大波乱となりました。
血統や能力の高さだけでなく、展開やペースも重要なことを知らしめた一戦と言えます。
昭和最後の天皇賞秋は芦毛対決で締めくくられましたが、迎えた平成最初の天皇賞秋も名勝負の一つです。
1989年はオグリキャップやスーパークリーク、ヤエノムテキやメジロアルダンといった最強世代が古馬となり、イナリワンやレジェンドテイオーも交えて高レベルのレースが展開されました。
脚部不安により春先を休養に充てていたオグリキャップは、復帰戦のオールカマーをレコード勝ちし、続く毎日王冠ではイナリワンとの壮絶な叩き合い制しての参戦でした。
前年の菊花賞馬スーパークリークは、体調不良により前半を休養に充てた後の秋初戦、京都大賞典をやはりレコード勝ちしての参戦でしたが、秋3戦目のオグリキャップに比べゆったりとしたローテーションとなっていました。
レースは逃げるレジェンドテイオーが1000m60.6秒という絶妙なペースを作り、スーパークリークやメジロアルダンが好位を追走、オグリキャップやヤエノムテキがその直後に続く展開となりました。
スーパークリークやメジロアルダン、ヤエノムテキの3頭が抜け出す中、オグリキャップはヤエノムテキが内側に寄せ壁を作ったことにより外に持ち出す大きなロスが生じ、ゴール前で追い込んだものの最後までスーパークリークを交わすことができませんでした。
勝負どころでの一瞬の判断が、僅差の結果を左右する名勝負となりました。

そんな天皇賞秋の予想は何としても的中させたいところです。
実はまだ人生で一度も秋天の的中は無いのですよ・・・
盾獲りを狙っているのは馬だけじゃないぞ、人間もだぞと。
今年はバッチリ的中を狙い、秋のG1戦線、幸先の良いスタートを切りたいですね。